プロフィール

安木洋平 YOHEI YASUKI

「観る」ことの原点

浪人を経て、多摩美術大学に進学しました。 浪人時代は、毎日欠かさず絵に向かい、基礎的なことを徹底的に積み重ねました。 大学ではクロッキーを中心に学びました。 目の前のものを感じ取り、一瞬で画面に落とし込む、いわゆる「メモの取り方」のようなものです。 これが今の私の絵を支えています。 これをやらずして、自分が何を表現したいのかには辿り着けないと、今でも強く感じています。

「絵画的空間」と平和的思想

私は結局のところ、色を謳いたいのですが、その為には形が必要であり、それを根底から支えるのが「絵画的空間」です。 その絵画的空間の奥には、私の中で「平和的思想」と呼べるものが流れており、これが私の絵を安木洋平たらしめている重要な要素だと思っています。 この深淵なる絵画的空間と思想のおかげで、私の色と形は自由を得て、四角く制限されたキャンバスの中で、毎回新しい“建築”を行います。

「ひらめき」と「感動」

時にはシンプルに、構造的なシステムに従って描くこともあれば、時にはモチーフからのインスピレーションを受け、現実の空間と混じり合うこともあります。 制作の中で何より大切にしているのは、「ひらめき」と「感動」です。 それは、制作を通して研ぎ澄ませていきたい、神様からのプレゼントのようなものだと感じています。

自由に感じてほしい

作品を観た人が何を感じるかを、こちらから強要することはできません。 けど、もし何かが伝わるとしたら、それは私自身の心が確かに動いた証そのものだと思っています。 抽象画の見方は自由です。 絵は「わかる」「わからない」という次元のものではありません。 その自由さこそが、抽象画を難しくしているのかもしれませんが、私の絵は、構えずに感じてほしいと思っています。 形から手がかりを探してもいいし、これまでの知識や経験と重ねて見てもいい。 あるいは、ただ色を感じてもらえたら、それだけで嬉しいです。

私の願い

遠赤外線のように、色の波動で、静かに、やさしく包み込めたら。そんな願いを込めて、描いています。

経歴

1969年

鳥取県生まれ、神奈川県在住

1993年

多摩美術大学 絵画学科油画専攻卒業

1999年

画家・中川久(通称:かいぶつ先生)と出会い、中川先生主宰の絵画教室で
小学5・6年生の指導を担当

2005年

児童向けお絵描き教室「ハッピースペース追浜教室」を開講
現在は横須賀市内で4教室を主宰

2008-2010年

大人向け油彩サークル「かもめ会」講師

2011年

大人のデッサン会「ひらめく絵画」を開講。
現在は横須賀市内で3教室を運営

2016年

湘南栄光幼稚園の絵画講師開始

2024年

鎌倉保育士会にて1年間工作指導の臨時講師

*指導では「上手に描く」より、「心が動く瞬間をかたちにする」ことを大切にしている。

主な展覧会

【個展】

1992年

ギャラリーK(東京・銀座)

1999年

Y’S BASH(愛知・名古屋)
アートコレクション コムニカ(東京・新宿)

2001年

アートコレクション コムニカ(東京・新宿)

2002-2015年

ギャラリーF分の1(東京・お茶の水)/隔年開催・計7回

2014-2015年

galleria ACCa (東京・入谷)

2003-2025年

K’s Gallery(東京・銀座)/毎年開催・計22回

【グループ展】

2014年

鳥取博物館「VARIATIONS 〜絵画の多様性〜」(鳥取)

2017年

横須賀美術館「横須賀のアーティスト」(神奈川)

【その他の制作活動】

壁画制作や空間作品の依頼にも取り組み、公共空間や施設の雰囲気を変える大作を手がけてきた。さらに、自身の作品は日本政策投資銀行の広報誌『季刊DBJ』の表紙にも採用されるなど、絵画という枠を超えた表現活動も行っている。
(掲載ページ:https://www.dbj.jp/co/info/quarterly/journal/index_3.html